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コノビーさんで連載させていただいていた「母、はじまりの7日間」が遂に完結しました!
本当に沢山の人に読んでいただき、沢山のコメントもいただいて本当に嬉しかったです^^
ありがとうございました!!
そして私の方も臨月に入り、2人目の出産目前という感じです。楽しみだなぁ。

今回は最終話について触れたいと思います!

◆なぜ、ああいう終わり方にしたのか?

この漫画をどのように終わらせるべきか、いろいろ悩みました。
前回ブログでも触れたましたが、大きくなったシオリちゃんを出そうか、リサが「ママって最高!」って思えた瞬間を出すか…とか。でも正直に産後の7日間で「ママって最高!!子育てって楽しい!」っていうレベルまで行ける母親はそこまで多くないんじゃないかなぁと思いました。
自分のことを考えてみると、出産直後にはそんな余裕なかったよな…という結論に至りました。
じゃあ、自分が初めて「母親になれて良かった」と心から思ったのはいつだっただろうかと考えました。

そしてその瞬間を最終話として描きました。

私が初めて「母親になった喜び」を深く深く噛みしめたのは、何気ない朝でした。
ふと目が覚めて、横に息子がいて、その隣に旦那がいて、
同じようなポーズで寝ていて。
間の抜けたような、安心しきったような顔でぐっすり寝ていて。

それを見た瞬間、なぜだか涙が溢れて止まらなくなりました。

私にとって世界で一番大切な2人が、今私の横でこんなに安心して寝てる


そう思ったら、幸せで幸せでどうしようもなくなりました。
そして初めて「ああ、私、母親になれて本当に良かった」と心の底から思いました。


人によっては、「なんかしり切れトンボじゃん」とも取れるような終わり方かもしれません。
実は、はじめはもっと沢山リサの感情を文字にして描いていたんですが、
編集さんと相談して、あえて文字を削り、余韻を残す終わり方に変えました。

シオリちゃんのアップのあと、私が一番入れたかった言葉は
「わたし、母になれて良かった」です。

実は、1話からリサは1度も母親になれて良かった〜的なことを考えていません。
リサが初めて母親になった喜びを感じた瞬間でこの漫画は完結です。

本当に、ここまで読んでくださった皆様には感謝しかないです!
沢山のコメントに作者としても母親としても励まされました。ありがとうございます!

そして現在、次回作に向けてもコノビーさんと調整中です…
まだ公開の目処は立っていませんが、楽しみにしていてください^^

「母、はじまりの7日間」はこちらで読めます