の続きです。

ちなみに娘は病棟へは入れないので、毎回出入り口で夫と娘ごとバトンタッチしていました。

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涙目でにっこりし続ける息子を見るのは母親として胸にグサッときました。
まだ3歳なんだから、そんな表情作らないで泣きたいだけ泣いていいし、怒っていいし、全部出して甘えていいんだよって。お母さんが全部受け止めるよって。

息子は良くも悪くも子供らしくて、もっと感情表現がストレートだったはず。
今までこんな顔したことなかった。

知らない場所で知らない人たちに囲まれて、それが息子の精一杯の自分を守る方法だったのかもしれません。
でももしかすると、今までもお兄ちゃんとしてこうやって我慢させてきてしまった部分があるのかもしれない、こんな顔させてしまったのは私のせいかもしれない。本当にごめん、ごめんねと思いました。

カーテンでベッドを区切って2人きりになったあと、息子を膝の上に乗せて「よく頑張ったね。本当によく頑張ったね。偉かったね。息子ちゃん大好きだよ。」と頭を何度も何度もなでました。
息子は何も言わずに私の腕をぎゅっと掴んでいました。

本当に息子えらかった。よくがんばった。

次回で終わりです。